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カーディーラーの年収ってどれくらいなの?民間の自動車工場と比べるとどれぐらい違うの?自動車整備士の年収を徹底解説

『世の中金だ!』ドラマや映画等でよく耳にする言葉で、学生時代には『そんなことはない!』と思っていたのですが、就職をして社会人として生活を送っていると実際に『世の中金だ!』と感じることも多くあります。

海外旅行に行って休日を満喫したい、美味しい食べ物を沢山食べたい、オシャレな服を買いたい、結婚資金を貯めたい、子供に不自由な生活をさせたくない、老後の資金を貯めたい等、挙げたらキリがないですが社会人として生活を送るのにお金は非常に重要となってきます。

就職活動において企業の経営方針や就業時間、休日等、どこに重点をおくかは人それぞれですが、やはり年収がどれぐらいになるのかは気になりますよね?

今回は自動車整備士の収入がどれぐらいになるのか?自動車整備工場によって差はあるのかを徹底解説していきます。

自動車整備士の就職先のオススメは?

自動車整備士の主な就職先は自動車メーカー、カーディーラー、民間の自動車整備工場、自動車用品店、ガソリンスタンド等となります。

この中でもカーディーラーと民間の自動車整備工場は求人も多く、数多くの自動車整備士が新卒として就職をします。

自動車整備士が自身の経験を積むのに、点検、車検、故障車修理の仕事が多いカーディーラーや民間の自動車整備工場は就職先としてオススメの職場です。

カーディーラーと民間の自動車整備工場の違いは何?

カーディーラーとは自動車メーカーより特約店契約を結んだ自動車メーカー正規の販売店です。

カーディーラーに併設されている自動車整備工場で働く自動車整備士は、自動車メーカーの教育カリキュラムに沿ってスキルアップをしていきます。カーディーラーの自動車整備士は自動車メーカーの知識や技術を習得して、自動車メーカーが販売している自動車の整備においてプロフェッショナルな存在となります。

民間の自動車整備工場はカーディーラーとは違い多種多様な自動車メーカーの自動車の整備を行います。民間の自動車整備工場は、多種多様の自動車の整備を行うので各自動車メーカーによる構造の違い等を知識として得ることができます。

しかし、内部の細かい構造やシステム等の知識を習得する機会が少なく、次世代カーの整備においては民間の自動車整備工場はカーディーラーに遅れをとっている状態になっています。

カーディーラーと民間の自動車工場の年収の差は?

現在、カーディーラー、民間の自動車整備工場を問わずに自動車整備士不足と自動車整備士の高齢化が深刻な問題となっています。

この問題を解決する為にカーディーラーを中心に自動車整備士の年収をアップさせる方向に動きはじめていますが、現状、サラリーマンの平均年収約480万円に対して自動車整備士の平均年収は約380万円となっています。

更に、カーディーラーと民間の自動車整備工場との年収の差も大きく、カーディーラーの自動車整備士の平均年収が約460万円に対して民間の自動車整備工場の自動車整備士の平均年収は約330万円となっています。

外資系ディーラーでの整備士について

ベンツやBMWなどの外資系カーディーラーでの整備士の仕事内容は、車両の点検・診断・修理・整備に関する業務です。
具体的には、以下のような業務があります。

・車両の点検や診断
・部品の交換や修理
・車両の整備・メンテナンス
・顧客対応やアドバイス

また外資系カーディーラーでは、海外メーカーの車両が扱われているため、英語力が求められることがあります。

外資系カーディーラーでの整備士の年収は、業界や経験年数によって異なりますが、平均年収では494万円と国産ディーラーより高い水準と鳴っています。技術力に優れた整備士には高い報酬が支払われることもあります。

また、外資系カーディーラーでは、社員のスキルアップを促すために、教育制度や研修制度が整備されている場合があります。
これにより、整備士は自己啓発に取り組みながらキャリアアップを目指すことができます。

カーディーラーと民間の自動車工場との環境の比較について

カーディーラーと民間の自動車工場では、労働環境や待遇面、業務内容などにおいて異なる特徴を持っています。下記では、その違いについてまとめました。

●仕事の性質と業務範囲
・カーディーラー:カーディーラーは、通常特定の自動車メーカーの正規販売代理店です。整備士はそのメーカーの車両を専門的に取り扱い、修理や整備を行います。新車の販売や保証修理、定期点検などが主な業務となります。
・民間の自動車整備工場:民間の自動車整備工場は、特定のメーカーに縛られず、様々な種類の車両を取り扱います。整備士は幅広い車種やメーカーの車両を修理・整備することがあります。

●労働時間と休暇
・カーディーラー:一般的には定時勤務が一般的であり、土日や祝日にも勤務することがあります。ただし、大手ディーラーではローテーション制や交代制を導入している場合もあります。
・民間の自動車整備工場:労働時間や休暇は個々の店舗や経営者の方針によって異なります。週末休みや祝日休みを提供する場合がありますが、繁忙期や緊急の修理がある場合は柔軟な対応が求められることもあります。

●労働環境と職場文化
・カーディーラー:大手ディーラーでは整備施設が整備され、最新の設備やツールが揃っていることが多いです。また、専門知識を共有する同僚やサポート体制が整っている場合があります。
・民間の自動車整備工場:規模や設備、職場文化は店舗によって異なります。小規模な工場ではアットホームな雰囲気があり、直接オーナーとのコミュニケーションが取りやすい場合もありますが、大規模な工場では多様な業務があり、忙しくなることもあります。

就職するならカーディーラーと民間の自動車整備工場どっちがいいの?

新卒でカーディーラーと民間の自動車整備工場のどちらに就職しようか迷っているのであれば、カーディーラーに就職することをオススメします。

理由は前述したように年収が高いことと、教育がしっかりとしていることです。

給料は仕事をしていくうえでモチベーションを上げる重要なアイテムです。給料が低いと『それなりの仕事をすればいいや!』という考え方になってしまい、自動車整備士としての成長も止まってしまいます。

教育面においてもカーディーラーは非常に優秀で、カーディーラーと民間の自動車整備工場の自動車整備士を比べると経験年数を積むごとに知識や技術の差がついてきます。実際に自分の親が民間の自動車整備工場を経営している人でも、カーディーラーに入社をして自動車整備士としての経験を積んでから親の仕事の跡を継ぐ人も沢山います。

メーカーディーラーでの年収について

ここでは国内カーメーカーでの整備士の年収についてまとめました。
カーディーラーの年収について、考えてみましょう。

・トヨタディーラーでの整備士の平均年収  473.8万円(初年度)
・ダイハツディーラーでの整備士の平均年収  468.7万円(初年度)
・マツダディーラーでの整備士の平均年収  407万円(初年度)
・ホンダディーラーでの整備士の平均年収  442.5万円(初年度)

国内TOPのトヨタディーラーでは、初年度の平均年収が高いという結果になっています。
また他のメーカーとの比較でも、初年度での年収では差がでていることがわかります。

年収だけを見ると、メーカーでのカーディーラーに魅力を感じる方もいるともいますが、業務のやり方、細かい規定など自分に合っているかの確認を事前に行いましょう。

カーディーラーに就職するのにデメリットはないの?

民間の自動車整備工場より給料を多く貰えて、教育もしっかりとしていて自動車整備士としての知識や技術を得ることができる。

カーディーラーに就職をする自動車整備士はメリットばかりで素晴らしい!デメリットなんて無いでしょ?

そんなことはありません。カーディーラーに就職をするのにもデメリットはあります。

カーディーラーは土・日・祝日は休みじゃない!

カーディーラーは新車や中古車の販売、自動車整備を主な仕事としています。カーディーラーの自動車整備工場は新車や中古車の販売展示場に併設されています。

新車や中古車の購入目的で来店するお客様は土・日・祝日に多く、カーディーラーではイベント等を毎週行います。もちろん同じ会社なので自動車整備工場だけが土・日・祝日を休みにするなんてことはありません。

カーディーラーに就職をすると友人・知人、家族と休みが合わなくなります。プライベートを充実させたい人にとっては働きにくい環境となってしまいます。

カーディーラーには転勤がある!

カーディーラーは同じ都道府県内に数多くの店舗を展開して運営を行っています。

カーディーラーの各店舗での人員の数は決まっていて、入社した際に必ずしも自宅から一番近い店舗に配属されるわけではありません。

更に、他店舗で何かしらの理由により欠員が出ることで、他店舗への転勤を命じられることがあります。

多い人では数年に1回程度の頻度で転勤を命じられます。同じ会社といえど、店舗ごとに職場の雰囲気や社員同士の距離感が違うために仕事へのモチベーションが下がってしまうことがあります。

自分の好きな自動車に乗ることができない!

自動車整備士を目指す理由を聞かれた時にほとんどの人が自動車が好きだからと答えると思います。

旧車が好きな人、スポーツカーが好きな人、4WDの大きな車が好きな人等、人それぞれ好きな自動車はあると思いますが、カーディーラーに入社してしまうと自分の好きな自動車には乗れなくなってしまい、基本的にそのカーディーラーで取り扱いをしている自動車に乗らなければなりません。

もちろん、セカンドカーとして自分の好きな自動車に乗ることは可能ですが、前述したように自動車整備士の年収は低いので維持費等が大変になってしまいます。

なぜ自分の好きな自動車に乗れないんだ?と思うかも知れませんが、お客様からすると社員も買わない自動車を買わせるの?という疑問を持ってしまいます。

カーディーラーでは営業職ほどではないにしろ、ある程度の年数で取り扱い車種に乗り換えることを求められます。

カーディーラーに就職するにはどうすればいいの?

カーディーラーに自動車整備士として入社するのには国家2級自動車整備士以上の資格の取得が必須となります。

カーディーラーでは特定整備(分解整備)を単独で行えない無資格者や3級自動車整備士を求めることはほぼありません。

また、新卒でカーディーラーに就職する人は、自動車整備士資格の合格発表が行われる前に入社をするので、合格発表があるまでは仮採用となることがあります。もちろん、自動車整備士資格に不合格になってしまうと採用取り消しになってしまいます。

カーディーラーへの就職を目指すなら専門学校に通うのがベスト!

自動車整備士資格の取得を目指し、カーディーラーへの就職を希望するのであれば自動車整備士養成施設の専門学校に通うのがベストです。

前述したようにディーラーでは特定整備(分解整備)を行える2級自動車整備士以上の資格を取得しなければ就職することができません。

ディーラーへの就職を希望する人は2年制の2級自動車整備士コースか4年制の1級自動車整備士コースへ通うようにしましょう。

また、ディーラーでは新卒の求人募集をハローワークや就職サイトに掲載することはなく、求人のほぼ全てを自動車整備士養成施設の専門学校で行います。

ディーラーに就職したいなら希望就職先の就職率100%の関東工業自動車大学校へ

ディーラーは自動車整備士養成施設の専門学校へ求人を行いますが、全ての専門学校へ求人を行うわけではありません。

トヨタ系ディーラーは求人があるのに日産系のディーラーから求人がないなんていう専門学校も沢山あります。

もちろん、専門学校に求人がきていなくても学校側から就職希望を出すことは可能ですが採用確率は下がってしまいます。

しかし、関東工業自動車大学校では見事に希望就職先への就職率100%を達成しています。これは専門学校のアピールとしては弱いように感じますが、自動車整備士業界では凄いことなんです。カーディーラーへの就職を希望する方はぜひ関東工業自動車大学校へ進学しましょう。

カーディーラーと民間の自動車整備工場との違いのまとめ

今回はカーディーラーを中心に説明をしてきましたが、民間の自動車整備工場が悪いというわけではありません。

ディーラーに入社してから好条件な職場を求めて民間の自動車整備工場へと転職する自動車整備士も沢山います。

ただし、好条件で民間の自動車工場が転職を受け入れてくれるのはディーラーで経験を積んで確かな知識と技術を得ているからです。

民間の自動車工場では整備に関してわからないことがあればディーラーに問い合わせをします。民間の自動車整備士はディーラーの自動車整備士の凄さがわかっているからこそ好条件での転職を受け入れてくれるのです。

自動車整備士としての知識や技術を求めるのであればカーディーラーへの就職を考えてみてはいかがでしょうか?カーディーラーで定年まで働くにしても、民家の自動車工場へと転職するにしてもカーディーラーで働いた経験は自動車整備士にとって素晴らしいものになりますよ。

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