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進路が決まらない高校生必見!大学を決めるために必要なこと6選!

「進路が決まらなくて困っている」このような悩みを持っている高校生は非常に多いでしょう。

進路次第で人生が大きく変わってくるので、慎重に選ばなくてはなりません。

ただ、慎重になりすぎては決まるものも決まらないので注意が必要です。

この記事では

・進学先を決めるために必要なこと6選

・進学先の具体的な選び方

・行きたい進学先が見つかったらやること

これらを徹底解説していきます。

進路が決まらなくて立ち往生している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

進学先を決めるために必要なこと6選

早速ですが、進学先を決めるために必要なことは何だかわかりますか?

今からお伝えする6つのことは進学先を決める上で大変重要なことになりますので、しっかり覚えておきましょう。

大学の種類を選ぶ

まずは大学の種類から選んでいきましょう。

大学には国による国立大学、都道府県・市区など地方公共団体による公立大学、各団体による私立大学があります。

令和元年5月現在、国立大学が86校、公立大学が93校、私立大学が607校で、800校近くある大学の約8割が私立大学なんです。

大学数と同様に、学生数も私立大学が圧倒的に多く、大学生全体の約7割を占めています。

また文部科学省『学校基本調査(確定値)』によると、2021年度の大学進学率は54.9%で過去最高を記録。短期大学と専門学校を含む進学率は83.8%になります。

同級生の8割強が進学し、過半数が大学に進学するわけですから、特に目的がなくても「とりあえず大学にいっておくか」というのが、良くも悪くもいまどきの本流です。

またしなくてもいい苦労はしないほうがいいと、大学進学を勧める親も多いでしょう。

まずは自分がどの種類の大学に進学したいのかを見極めてみましょう。

気になる学科がないか調べる

続いては気になる学科がないか調べてみましょう。

大学によって学べるジャンルは変わってきます。

文学部

教育学部

社会学部

人間科学部

心理学部

外国語学部

国際学部

法学部

経済学部

経営学部

商学部

理学部

工学部

情報学部

医学部

薬学部

歯学部

看護学部

保健学部

福祉学部

獣医学部

生物学部

農学部

栄養学部

家政学部

美術学部

体育学部

音楽学部

これらは大学で学ぶことができる学科一覧です。

この中に気になる学科があれば、その学科がある大学を絞って選んでいきましょう。

自宅から通えるのか、1人暮らしが必要なのか考える

大学の場所も大変大事です。

実家から通える場所にあるのかしっかり考えるようにしましょう。

実家から通える範囲であれば、家賃や光熱費の心配をしなくて構いません。

しかし、一人暮らしを始めるとなるとかなりの費用がかかってしまいます。

例えば都内のワンルームだとおよそ5万〜10万円ほどかかってしまいます。

地方の場合は2万〜5万ほどが平均です。

それ以外にかかってくるのが

・食費

・光熱費

・通信費

・娯楽費

などなどです。

すべて含めるとかなり節約しても5万円以上はかかってしまいます。

親の仕送りとアルバイトでなんとかまかなえる方もいるでしょうが、必ずしもみなさんがそうというわけではありません。

ちなみに大学生がもらえる仕送りの平均は、独立行政法人日本学生支援機構の「平成30年(2018年)度学生生活調査」によると、「119万6,600円」です。

12か月で割ると、ひと月あたり「9万9,716円」が大学生の仕送りの平均額です。

ただし、この平均仕送り額は、家庭が支払った授業料も含めた金額となります。

口コミや調査をしていると学費などを含めると平均して7万円〜10万円が平均的と言えるでしょう。

大学では学費もかかります。

学費も考えると、家庭環境によっては1人暮らしでは厳しいというご家庭も出てくるでしょう。

そこは親と話し合うことをおすすめします。

ちなみに下記が進学した際にかかるおおよその学費です。

あくまでも平均値になりますが、参考にしてください。

学校種授業料入学料施設整備費合計額
■ 大学
国立535,800円282,000円817,800円
公立538,734円229,365円(地域内)768,099円(地域内)
392,391円(地域外)931,125円(地域外)
私立911,716円248,813円180,914円1,340,723円
■ 短期大学
公立387,729円128,714円(地域内)516,443円(地域内)
220,514円(地域外)608,243円(地域外)
私立703,349円239,058円

厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』によると、同じ男性・正社員でも、高卒の平均給与(所定内給与額)は月30.5万円、年収は推定500万円(平均年齢44.4歳)。

一方大卒は、月39.4万円、年収は推定647万円。学校卒から60歳まで働いた時の生涯給与は、高卒の場合、4年のアドバンテージがあっても、最終的に2,000万円を超える差があります。

2,000万円といったら「老後資金2,000万円不足問題」とよく聞くように、老後の安心をどうにかできる金額。これだけの差がつくなら、親としては子どもに大学進学を望むのも無理のない話です。

生涯の年収は大卒の方が高いのですが、学費を数百万円準備するのはかなり厳しいというご家庭も多いでしょう。

奨学金制度を利用すれば、卒業後に学費を返済していくことが可能になります。

大学進学に欠かせない奨学金ですが、大きく、返済しなくてよい「給付型」、無利息で借りられる「貸与型第一種」、利息がつく「貸与型第二種」の3種類あります。

またよく知られているのは日本学生支援機構の奨学金ですが、大学や専門学校が独自に実施しているものや、民間育英団体、地方公共団体が実施しているものなど、いろいろあります。

奨学金の借入総額の平均は約300万円といわれ、月々の返済額は1万7,000円ほど。

返済期間は15年~20年です。ストレートで大学を卒業したとしても、40歳前後でやっと返済が終わる計算です。

将来をしっかり考えて奨学金制度は利用していきましょう。

志望する大学の難易度を調べる

行きたいと思う大学が見つかったら、入学難易度も調べてみましょう。

難易度を知りたい場合は、偏差値を基準にしたら良いです。

そもそも偏差値とは、対象となる試験の平均点を基準につけられる数字のことです。

試験ごとに平均点が異なるため、複数の試験を受けた場合、単純な得点だけでは結果の良し悪しを判別することが難しいのですが、偏差値を用いることで、受験者全体の中でどの位置にいるのかがわかるようになります。

偏差値という数字は、特定の試験結果において相対的な位置を知ることを目的に算出されます。

偏差値は、50を中心にして分布しています。偏差値50はその試験の平均点を表しており、点数が平均点と同じであれば、偏差値は50になります。

試験ごとに平均点は異なるので、偏差値50に相当する点数も異なります。

例えば、2つの試験の点数がどちらも70点だったとしても、1つは偏差値60、もう1つは偏差値45になることがあるのです。この場合、偏差値60だった試験の平均点は70点よりも低く、偏差値45だった試験の平均点は70点よりも高かったことになります。

偏差値は平均点より高い点数を取れば50を超え、平均点より低い点数を取れば50未満になります。

偏差値を見ると、その試験で上位何%に入っていたのかもわかります。偏差値60は上位15.87%であり、受験者が1,000人の場合の順位は158.7位になります。偏差値45の場合は上位69.15%なので、受験者1,000人の順位は691.5位です。

偏差値は、模試などで現在の学力や志望大学に合格する確率を知るために有効活用できます。

オープンキャンパスに足を運んでみる

オープンキャンパスに足を運ぶことは進学先を決める上で大変大切です。

オープンキャンパスに行くことで学校の雰囲気や、在学中の先輩がどのような生活を送っているのか、どのようなことを学べるのかが明確になります。

気になる大学があれば、資料請求をしてある程度の概要を確認することは可能です。

ただ実際に足を運んでみるのとそうでないとでは違ってきます。

無料でオープンキャンパスに行くこともできますし、友達と軽い気持ちで見学に行くのも良いでしょう。

自分の強みや弱みを理解する

自分の強みや弱みを理解することは、進学先を決める上で大切な事項です。

これらは進学する際の面接や試験でも聞かれることでしょう。

あらかじめ準備しておくことも大切です。

また自身の強みや弱みを知ることで、やりたいことや興味のあることを見つけることができる可能性があるので覚えておきましょう。

行きたい大学が見つかったらすること

行きたい大学が見つかったら実際に動いていきましょう。

おすすめは下記のとおりです。

大学の資料請求をする

まず気になる大学が少しでもあれば、すべての大学に資料請求をしましょう。

資料請求とはいわばパンフレットのようなものです。

パンフレットには大学ごとの特徴や在学生の生の声などが確認できます。

またどのような学科があるのかも知ることができるので、おすすめです。

資料請求はもちろん無料でできるので使わない手はないでしょう。

オープンキャンパスに足を運ぶ

先ほどお伝えしましたが、オープンキャンパスに足を運ぶことは大変重要です。

オープンキャンパスでわかることは多くあります。

実際に肌で感じることも良い刺激になるでしょう。

在学中の先輩や卒業生に話を聞いてみる

迷っている大学があれば、実際の在学している先輩や卒業した先輩に聞いてみることをおすすめします。

大学からの資料やオープンキャンパスでの説明は、もちろん参考になることがほとんどですが、良い面ばかりを説明することでしょう。

実際の生の声を聞くのは大事なことなので覚えておきましょう。