KANTO Industrial College

【理系出身】なりたい職業がない時の対処法を徹底解説!

「理系出身だけどまったくやりたいことが見つからない…」

「理系で就活中だけどなりたいと思える職業がない…」

とお悩みではないでしょうか?

理系は専門的な知識や論理的な考えが必要とされるため、職がなくなってしまうということはないでしょう。

ただせっかく学んだ理系を就職や将来に役に立てないのは、少々もったいないと言えます。

しかし冒頭であげたように「なりたい職業がない」と悩んでいる方も多いです。

そこで今回は

  • 理系でやりたいことが見つからない時の対処法
  • 理系と文系どっちが就職に有利か?
  • 理系に向いてる仕事

これらについて徹底解説していきます。

現在悩んでいる方は最後までご覧ください。

理系でやりたいことが見つからない時の対処法

理系の勉強をしてきたけど、やりたいことが見つからずどうしていこうか迷っている方も多いのではないでしょうか?

理系に限らず、将来やりたいことが見つからない人が大変多いのが現状です。

近年は副業ブームや転職ブームも相まって、自分のやりたいことにチャレンジする人も少なからずいます。

そのような人がいることに焦りを感じてしまうと、前になかなか進めません。

もしやりたいことが見つからずに困っている方は、ぜひ下記の項目を試してみましょう。

一番ダメなことは何も行動をしないことです。

やりたくない仕事は何か考える

人は誰しもやりたくない仕事はあるはずです。

例えば

「学生時代にカラオケでバイトをしていて時、何もやりがいを感じることができなかったから正社員で働くのはいやだ」

「居酒屋で働いていた時、生活のリズムがおかしくなってよく体調を崩していたからもう働きたくない」

このように過去の経験や他人からの言伝でやりたくない職業などは出てくるでしょう。

なりたい職業が見つからないのであれば、逆になりたくない職業を洗い出してみましょう。

そうすることで、少しずつ絞れてくるのではないでしょうか?

またやりたくない仕事を炙り出していると、今度は少しずつやりたいことが見えてきます。

例えば、居酒屋は生活リズムが崩れるのが嫌だ

そうであれば残業が少ない仕事、昼間に働ける仕事

というようにだんだん自分が求めていることがわかってくるのです。

意外とこのやり方を実践している人は少ないので、ぜひ試してみましょう。

過去になりたかった夢や目標を思い出す

過去になりたかった夢や目標から思い出して、やりたい仕事を見ることは大変おすすめです。

例えば学生時代、スポーツをやっていたがケガに泣かされて思うようにプレーができなかったから、今度は自分が怪我で苦労している人の役に立ちたい。

このような夢を幼少期に持っていたとします。

ただ夢に向かって一直線に頑張る人はそう多くないです。

ほとんどの人が夢を思うだけで終わっています。

幼少期の夢や目標などを今一度思い出して、ぜひ励んでみてはいかがでしょうか?

「幼少期のことなんて思い出せないよ」という方は小学校の文集や卒業アルバムをみてはいかがでしょうか?

意外と昔の自分からヒントをもらえることは多いですよ。

自己分析をする

実はやりたいことが見つからない時に自己分析をすることは1番良いことなんです。

自己分析する時は、これまでの人生を振り返ってみましょう。

良いことばかりではなく、悪いことも振り返るとなおさら良いです。

そうすることで自分がこれまで何をやってきたのか、得意なことは何だったのか、頑張る原動力となっていたのは何だったのかがはっきり浮き彫りになります。

また「0秒思考」という書籍も大変流行りましたが、自分の思考を整理することも非常に大切です。

まずは、紙とペンを持って今何を考えているのか、何がしたいのかなどなんでもいいのでどんどん書いていきましょう。

すると頭がすごくスッキリしてやるべきことが明確になりますよ。

また悩んでいる時にも、思考の整理はおすすめです。

進路はすごく悩んでストレスに感じる方も多いでしょう。

そんな時に紙とペンを持って思考を整理してみると、悩んでいたことがバカらしく思えてきますよ。

ぜひ試してみてください。

親や先輩に聞いてみる

もし進路で迷ったら親や先輩に相談してみるのも1つの手です。

結論、自分より長く生きている方はそれなりの経験をしてきているので、過去に自分と同じような悩みを持っていた可能性もあります。

そのような時にその人はどのように乗り越えたのかを聞くだけで、道は開けてくるでしょう。

また両親ほど、あなたのことを知っていて、理解している人はいません。

あなたが忘れていた何かを思い出すきっかけをくれることもあるので、迷ったら聞いてみるとよいです。

理系に人気の職業から探す

理系に人気の職業から探していくのも良いでしょう。

そもそも理系にはどのような職種があるのかご存知ですか?

まずはどんな仕事があって、どんな仕事をするのか知ることも大切です。

今回は理系出身の方に人気な職業を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

もし、ここに気になる仕事がなかったとしてもどのような仕事内容なのかは最低調べてみることをおすすめします。

AIエンジニア

AI(人工知能)は、スマートフォンの音声認識や自動車の自動運転、さらには膨大なビッグデータを用いたマーケティング、医療への活用など様々な分野で用いられ、急速に発展を遂げています。

その技術を支える職業が、AIエンジニアです。

IT業界において、機械学習やデータ解析などのAI分野を専門とするエンジニアのことを指します。

将来的な発展や成長が見込まれる職業であり、様々な業界で人材の確保や育成に力を注いでいることも特徴です。

システムエンジニア

SEの仕事は、顧客の要求から仕様を決定し、大まかな設計をするまでの情報システム開発における上流工程を担当します。

その際、予算や人員、進捗管理などのマネジメント業務も大切な仕事です。

ただし、企業や開発チームによってSEの仕事内容は異なることもあります。

SEが担当する上流工程は「要求分析・要件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」などの業務です。

プログラマー

「プログラマー」とは、コンピューターを動かす「プログラム言語」を用いてさまざまなシステムやソフトウェアを作るための「プログラミング」を行う仕事です。

プログラマーが作成するシステムやソフトウェアはさまざまな場所で使われています。

物流システムや金融システムといった企業が使用するシステムのほか、テレビやスマートフォン、Youtubeやゲームなどのスマホアプリ、電子レンジなど、身のまわりのあらゆる場所でプログラムが活用されています。

一般的には、システムエンジニアがシステムやアプリケーションの仕様書や設計を行い、それに基づいてプログラマーがプログラミングを行います。

プログラムの導入や分析などを行うこともあります。

薬剤師

薬剤師は、医薬品全般について、幅広い知識を持つ「薬」の専門家です。

薬局や医療機関(病院)で処方せんに基づく調剤や患者への服薬説明を行うほか、医療用医薬品から一般用医薬品まで、すべての薬を販売したり、相談にのることができます。 

薬剤師は、大学の薬学部を卒業し、薬剤師国家試験に合格して与えられる資格です。

薬学部では、有機化学や無機化学など化合物に関する基礎的知識をはじめ、体内で薬がどのように作用するかといった知識、さらには病気やその治療についても学んでいます。

理系・文系どっちが就職に有利なの?

「理系は文系よりも就職に有利」といわれていた時代もあります。

しかし近年は就職率だけを見ると、理系も文系もほぼ変わりありません。

厚生労働省が平成30年3月に大学などを卒業する者を対象に就職状況を調査した結果を見ると、それぞれの就職率は文系が98.2%、理系が97.2%となっています。

ただし学部や本人の姿勢などによる違いはあるものの、理系は在学中に専門的な知識や技術を習得しているケースが多いものです。

機械工学・薬学・プログラミングなど、専門的な知識を必要とする業種の場合、入社前にある程度の知識を持っていることを求められるため、企業によっては即戦力として積極的に採用しているケースも少なくありません。

理系に向いてる仕事

それでは理系に向いている人はどのような人なのでしょうか?

もし該当しない方はそもそも理系の職業があっていないのかもしれません。

その際は、文系の仕事も念頭に入れて就職活動や転職活動を行ってみましょう。

データ分析をする仕事

数値やデータを見て物事を分析する仕事も、理系出身者に向いています。

理系の学生が取り組む研究ではデータの分析が欠かせないため、社会に出る前からデータの取り扱いに慣れている人が多いのです。

就活を進めている時点で、実践で即座に役に立つ能力があるとは限りませんが、社会に出てから統計学やデータを扱う方法を学ぶとなると習得までに時間がかかります。

ある程度の基礎力を身につけている方が、有利に働くことは間違いありません。

データを取り扱う仕事なら、自分の能力を生かせるでしょう。

論理的な考え方ができる人

理系の学生は論理的な思考ができる人が多いといわれます。

数学や物理を学んだ学生は、論理的に物事を考える能力を持ち、分析能力も高いといえます。

こうした特徴は『研究・開発・製造・品質管理・営業』など、論理的な思考が必要な多くの職種で役に立つでしょう。

例えば、技術営業で顧客に自社の商品の魅力について語るときに、論理的にメリットを紹介できた方が、相手を納得させることができ、成果につながるでしょう。

ほかにも、仮説を立てて検証したり、分析した結果をもとに企画を立てたりというように、論理的な思考はさまざまな場面で必要になります。

専門的な仕事

理系出身者は『専門性が高い知識や技術を学ぶ力』に優れているため、専門性を追求しなければならない職業が向いています。

理系に向いている職業は、入社してからも専門的な知識を学ばなければならないことが多いでしょう。

理系の学部を卒業するためには、一定の水準を超える知識を身につけていなければなりません。

学部によって学んでいる内容に違いはあるものの、建築技術・機械の設計・プログラミング・薬学といった、それぞれ専門性が高い知識を持っているでしょう。

習得している能力を生かせる仕事を選べば、大きなアドバンテージになります。

理系でも文系就職は可能?

理系出身者が、大学で学んだ専門分野にとらわれずに「文系職」に就職するケースは、近年ますます一般的になっています。かつては「理系=技術職、文系=営業・企画・事務職」といった図式が強かったものの、現在では企業側も「論理的思考力」「問題解決力」「データ分析力」など理系ならではの能力を、文系職にも歓迎する傾向があります。
また、ある調査によれば「理系学生の約3〜4人に1人」が企画や営業といった文系職に就いており、理系だからといってキャリアの幅が狭いという時代ではないことが見えてきました。
このように、理系のバックグラウンドを活かしつつ、文理の枠にとらわれず柔軟にキャリアを選ぶことは十分可能であり、むしろ理系で培ったスキルが「文系職での強み」となることも少なくありません。本節では、その現状・背景とともに、理系から文系職へ進む際に知っておきたいポイントを整理します。

文系職に必要なスキルとは

文系職(たとえば営業、企画、マーケティング、事務、管理部門など)に求められるスキルは多岐にわたりますが、以下のような要素が重要とされています。

まず、「コミュニケーション能力」です。文系職では、社内外の人と交渉したり、プレゼンや報告を行ったり、チームや部署間の調整を行う機会が多いため、人と円滑に意思疎通できる力が欠かせません。単に「話す能力」だけでなく、相手のニーズを聞き取る「傾聴力」、要望を整理する「論理的な説明力」、そして合意を引き出す「交渉力」などが問われます。

次に「企画力・発想力」です。特にマーケティングや企画、商品開発、営業戦略立案などの職種では、顧客や市場のニーズを読み解き、新しいアイデアを提案する力が重要です。データや情報を集め、それを分析して課題や改善点を見つけ、解決策を提示する「思考の柔軟性」と「創造性」が求められます。

さらに「プレゼンテーション能力・文章力」も重要です。報告書や企画書、提案書などを作成する機会は多く、相手に分かりやすく、魅力的に伝えるための読みやすさや構成力、説得力のある文章を書くスキルが必要になります。

また、「チームワーク」と「調整能力」も挙げられます。多くの業務は複数人で行うため、自分の意見を尊重しつつ、他者と協力してゴールを目指す姿勢、部門間や部署間での調整を行う柔軟性、そして責任ある役割分担ができる力が大切です。

そして近年は、「データリテラシー」も重要です。市場データ、売上データ、顧客データなどを扱う企業が増えており、データを読み解き、数値に基づいた判断・提案ができる力が重宝されます。文系職でも、数字や論理に強い人材を求める傾向が高まっており、理系出身者の強みが活きやすい部分です。

このように、文系職に必要なスキルは「人とのやり取り」から「データ分析・論理思考」「企画・発想」「文章・プレゼン」「チーム協働」まで幅広く、かつ多面的です。したがって、理系出身者が文系職を目指す場合、「理系ならではの分析力や論理力」に加え、「人間関係構築力」「表現力」「柔軟性」などを意識的に磨くことで、十分に対応可能です。また、理系出身だからこそ持っている「論理的思考 × データ理解 × 数字への抵抗のなさ」は、文系職において大きなアドバンテージになるといえるでしょう。

実際に文系職に進む人の割合

理系学生が卒業後、文系職(営業、企画、事務、管理、マーケティングなど)に進む割合については、近年「珍しくない」「一定数いる」というデータが複数あります。たとえば、あるキャリア支援のデータでは「理系学生の約3〜4人に1人」が営業職や企画職などの文系職に就いていると報告されています。

また、別の就活情報メディアでは、理系→文系への就職は「不利にならないどころか、有利になる場合も多い」と言及されています。理系学生のもつ論理的思考力やデータ分析力、問題解決力といったスキルを、文系職が積極的に取り込むようになってきたためです。

さらに、最近の就活では「文理の区別があいまい」になってきており、「理系だから理系職に行く」「文系だから文系職に行く」という従来の常識は崩れつつあります。
具体的にどのくらいの割合かは大学・専攻・年度によって差がありますが、「一定の割合で理系出身者が文系職に就いている」というのは、業界・企業側でも認識されており、珍しい例ではありません。

つまり、理系だからといって必ず技術職・専門職に進む必要はなく、文系職に進む人は「いわゆる少数派」ではなく、一定数おり、近年では増加傾向にもあるといえます。選択肢として文系職を検討するのは、キャリアの可能性を広げる上で十分に現実的な選択肢です。

理系が文系職で評価されるポイント

●論理的思考力と問題解決力
理系教育を通じて鍛えられる「論理的思考」や「問題解決のプロセス」は、営業・企画・マーケティングといった文系職でも非常に役立ちます。市場の課題分析、顧客ニーズの把握、提案内容の設計などにおいて、理系的な論理構造や因果関係の整理ができる人材は重宝されます。実際、「理系ならではの論理的思考力やデータ分析力、問題解決力などの能力は、文系業界・文系職においても重宝される」と言われています。

● データ・数字への強さ
近年、多くの企業でデータドリブンな意思決定が重視されており、売上データ、顧客データ、アクセス解析などを基にした施策立案が増えています。理系出身者は、数値への抵抗が少なく、データを読み込み、意味を整理する能力を持っていることが多いため、文系職においても「分析→提案→改善」のサイクルをスムーズに回せる人材として評価されやすいです。

● 専門知識を活かせる可能性
たとえば、理系専攻で学んだ内容が企業の扱う商品やサービス、技術と関係している場合、その専門知識を活かして営業・技術営業、企画、商品開発のブリッジ役になることも可能です。企業側から見ても、「専門性 × コミュニケーション能力」を兼ね備えた人材は貴重です。こうした背景から、理系の文系就職のニーズは高まってきています。

● 文理の枠を超えた人材ニーズの変化
現代では、「文理融合」「総合力重視」といった流れが進んでおり、企業も文理の枠を超えて人材を探すようになっています。文系職を希望する理系学生に対して、「理系だから文系職は難しい」といった考えは、採用側から見ても古い価値観となりつつあります。理系で培った論理力・分析力・専門性を、ビジネス的視点やコミュニケーション力と掛け合わせる人材は、むしろ歓迎される傾向があります。

以上のように、理系出身者が文系職で高く評価される理由は、「文系職で求められるスキル」と「理系で培った能力」が重なる部分が多いためです。特に、データを扱う力、論理的に考える力、そして専門知識の応用力は、文系職におけるアドバンテージとなり得ます。

まとめ

理系でやりたいことが見つからない方はまずは自己分析からやってみることをおすすめします。

一番いけないことは行動をしないことです。

良い仕事が見つからないと諦めず行動しつづけましょう。

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