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ネットで簡単にできる!高校生向け職業診断サイト4選 | 診断結果の活用方法まで徹底解説

「進路をどうするべきか」が何もわからない場合には

「進路をどうするべきか」が何もわからない場合には、自分だけで考えていても煮詰まってしまいます。自分の中にある知識だけでは解決できないため、「どうするべきか」という悩みがあるからです。

そのため、友人や先輩に話を聞くなど、自分以外に人から知識を得ることも重要です。また、適職診断や適学診断なども自分以外の知識を得るためには役に立ちますよ。

そこで本記事では、高校生向けの適職診断サイトを紹介するとともに、診断結果をどう使うかも合わせて説明していきます。

なりたい職業がわからない時に試して欲しいこと

試す

自己分析をしてみよう

「自分は、何が好きなのか」「自分は、何が得意なのか」などの自己分析を行わなければ、進路を選択できません。

たとえば、ご飯を食べに行くときのことを考えてください。このとき「自分は、何が好きなのか」を理解していなければ、何を食べに行くのか決められないですよね。その結果、周りの人が行くレストランに同行する形になります。あなたには、「どのレストランに行くか」を決める選択肢がないからです。

一方で「自分は、何が好きなのか」を理解していれば、自分でレストランを決められます。ハンバーグが好きなら、ハンバーグが美味しいレストランへ。お寿司が好きなら、お寿司屋さんへ。このように選択するためには、自分のことを理解していることが必須なのです。

また、「自分は、何が嫌いなのか」も「何が好きなのか」と同じくらい大事です。たとえ「食べたいもの」は見つかっていなくても、「魚だけは食べたくない」と思っていれば、お寿司屋さんや海鮮料理屋さんには行きませんよね。しかし「何が嫌いなのか」を知らなければ、周りの人間に流されてお寿司屋さんに行ってしまうかもしれません。

このような理由で、進路選択をする際には自己分析が重要なのです。

自分に向いている職業を調べてみよう

自己分析を行い、

  • 何が好きなのか
  • 何が嫌いなのか
  • 何が得意なのか
  • 何が不得意なのか

などを理解できたら、それを指針にして職業を調べましょう。

たとえば、

  • 人と話すのが好き
  • 黙々と単純作業を行うのが嫌い
  • 人と仲良くなるのが得意
  • 緻密な計画を立てて実行するのが不得意

という自己理解をできたとします。

この場合には、まず「単純作業系」の職業と「計画を立てる系」の職業を選択肢から除外するために、職業を調べます。このときには、「好きなこと」や「得意なこと」を考える必要はありません。とにかく「嫌いなこと」「不得意なこと」を除外する目的で情報収集するのです。

なぜなら、人は好きなものにはフォーカスしないからです。また食べ物で例を出します。嫌いな食べ物って、頑張っても食べれないことが多いですよね。一方で、「好きな食べ物ばかり食べるか」と言われれば、そうではない人が多いと思います。つまり、「好きなものを食べたい」という欲求よりも、「嫌いなものを食べたくない」という欲求の方がはるかに強いのです。そのため、まずは「嫌いなこと」「不得意なこと」を進路選択から除外しましょう。

次に、除外されなかった職業から興味がある職業を調べます。実はこの選択は、どれを選んでも大差ありません。またまた食べ物でたとえます。食べたい物って、その日その日で違っていませんか?それに対して、嫌いな食べ物は決まっていますよね。つまり、嫌いな食べ物以外は、日によって好きになることもあるのです。

とはいえ、職業選択は一生ものである可能性もあります。そのため、できる限り興味があり好きなもの・得意なものから選ぶようにしましょう。そのときには、具体的に考えると煮詰まってしまう可能性が高くなるので、まずは抽象的に考えてみることをオススメします。

ネットで簡単にできる!自分に合う職業を診断してみよう

パソコン

スタディサプリ「適職診断」「適学診断」

スタディサプリには、「適職診断」と「適学診断」があります。それぞれの特徴を説明します。

まずは「適職診断」です。これは、63問の質問に対して3つの選択が与えられています。それぞれに答えるだけで、向いている職業が診断できるというものです。ただし選択の際に、その職業で得られる給料や必要なスキルを考慮してしまうと結果が変わってしまうため注意が必要です。

診断結果が出た後には、その職業と近しい職業の情報を見ることができます。また、将来その職業に就くには、どんな学校に通うべきなのかまで教えてくれるため、かけた時間以上のメリットがありますよ。

次に「適学診断」です。これは、

  • 国語
  • 数学
  • 外国語
  • 理科
  • 地理・歴史
  • 公民
  • 芸術
  • 保健体育

それぞれの教科で、どのような面が好きなのかを答えるシンプルなものです。

診断が終わると「向いている学問分野」が表示されます。そして、その学問がどのようなものかを簡単に説明してくれます。加えて、在校生や卒業生の言葉、オススメの学校まで教えてくれます。

マナビジョン適職・適学チェック

マナビジョンの「適職・適学チェック」は、「性格テスト」と「適性テスト」の2種類あります。

「性格テスト」は、性格から適した進路を選ぶ際に使い、「適性テスト」は、関心や得意な事柄から進路を選ぶ際に使うように作られています。どちらも10の質問で構成されており、時間がなくても取り組むことができます。

また、大きな特徴としては「保護者向け」のテストがあることです。

「保護者向け」にも「性格テスト」と「適性テスト」の2種類あり、自分の子どもが「どんな進路を選べばいいのか」を知ることができます。

これは保護者だけでなく、学生にとっても大きなメリットです。

自分では気づいていなくても、親が気づいている性格などもあるからです。そのためマナビジョンの「適職・適学チェック」を使う際には、ぜひ親御さんと一緒に使ってみてください。

ベスト進学ネット「適職診断」

ベスト進学ネットの「適職診断」は、6問の質問に回答するだけで適した職業を見つけてくれます。そのため、1分もかからずに自己理解を深めることができます。

診断結果は全部で10パターンしかないものの、紹介される職業は30種類もあります。

適職診断の中では、トップクラスに手軽なため、結果もおおざっぱなものにはなってしまうのですが、「どんな系の職業がいいのか、まったくわからない!」という人にとっては、とりあえずの指針にはなるでしょう。

そのため、「まだ何もわからない」という人にオススメです。

つくにはネット「適職診断」

つくにはネットの「適職診断」は、27の質問に「はいorいいえ」で答えるだけの簡単なものです。すべての回答が終わると、適性に合った分野や職業が紹介されます。そして、その分野に関する詳細な情報を調べることもできます。

所要時間は1分弱なため、手軽に受けることもできますね。その半面、やはり結果がおおざっぱなものになってしまうため、診断が終わったあとには自分で調べる努力も必要になってきます。

診断結果の活用方法

活用

適性や職業のキーワードを合わせて検索してみよう

適職診断で出た結果をそのまま理解するのは、もったいないです。

私は学生時代、適職診断で「司会者」と出たことがありました。

多くの人と話すことが好きではなかった私は、「なんだこの診断」と思いましたが、「司会者」について調べてみたのです。その結果「司会者」に必要な能力は「人と話すこと」ではなく、場を回すため「気を遣うこと」や「話を聞くこと」だったのです。このように調べたことで、今はコンサルタントとして働いています。

診断結果として出た職業を「自分の知識」で理解していた場合には、このような結果にならなかったかもしれません。そのため、「自分の知識」では合っていないと思った診断結果が出たとしても、その職業について調べてみるといいでしょう。そうすれば、自分の新しい能力や向いている職業を知ることができるかもしれません。

友人に結果を見せて他己分析をしてもらうのもおすすめ

自分にとっては普通でも、他人にとって異常な場合もあります。

たとえば、日本では自動販売機が路上にあるのは普通ですが、外国からすれば異常だと知っていますか?

日本のように治安が良くないと、路上の自動販売機は荒らされお金や商品を荒らされてしまいます。そのため、路上に自動販売機を置けないのです。

これは、ずっと日本に住んでいて外国の方との交流もなければ気づけないことですよね。自分のことについても同じです。

自分は普通だと思っていることでも、他人からとっては異常なケースは多々あります。そのため、友人などに話を聞くことは、非常に有益なのです。

前章でも言いましたが、診断結果を「自分の知識だけ」で理解していては、十分に扱えているとは言えません。自分の知識以外で理解するためには、自分で調べたり友人に結果を共有して感想をもらったりしましょう。そうすれば、自分でも気づいていなかった自分に気がつけるかもしれません。

高校生向け適職診断のやり方と活用方法のまとめ

適職診断は、「正解」を導き出すものではありません。あくまでも「データ」を基に「傾向」を示しているだけです。

そのため、「適している」と言われたから「そこから選ばなきゃ」と思う必要もないですし、「適していない」と言われたから「これは選んじゃだめだ」と思う必要もないのです。

つまり、適職診断は「職業を知る」という目的で使うのが最適だと思います。そのためには、今回紹介した

  • スタディサプリ「適職診断」「適学診断」
  • マナビジョン「適職・適学チェック」
  • ベスト進学ネット「適職診断」
  • つくにはネット「適職診断」

この4つ以外にも、さまざまな診断を受けることをオススメします。

そこから職業を知り、興味・関心を持ち、深く調べることで学びたい分野が明確になるかもしれません。

関東工業自動車大学校について

関東工業自動車大学校では進路に悩む高校生に向けてキャリア相談も随時受け付けております。オープンキャンパスも定期的に行っていますのでお気軽にご連絡ください。

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