KANTO Industrial College

高3で進路が決まらない時の考え方をアドバイス!

高3になっても進路が決まっておらず焦りを感じている人は多くいます。

進路が決まっていない人の理由は部活で忙しく考えてる時間がなかったり、やりたいことがないなどが原因として挙げられます。

進路先として大学や専門学校があり、なかには就職も視野に入れている人もいるでしょう。

人生の中で最初の大きな決断を迫られていると言っても過言ではありません。

進路に失敗しない為にはどうしたら良いかなどを解説している記事となっています。

願書の作成や受験日が迫っていても「どのような進路が自分に合っているのか」などの参考にしていただき、少しでも心に余裕を持って頂けたら幸いです。

高校生の主な進路

高校を卒業した際に与えられる進路は3つあります。大学へ行く、専門学校へ行く、就職をする、この3つが主な進路として挙げられます。

どのような理由でどの選択肢を取るかによって今後の人生が変わってきますが、多くの学生は大学や専門学校への進路を希望していると思います。

現在はグローバル化も進み海外へ行ってみたいという気持ちを持っている方もおり、行こうと思えばいつでも行けますが、時間を無駄に使って遠回りをしてしまう選択があります。

例えば交換留学がある大学へ進学し学生として行くのか、英語を学べる専門学校へ行き卒業して留学する方法や、就職してお金を貯めて海外へ行く方法があります。

進路を決められる高3であれば、交換留学ができる大学か外語専門学校へ行くことをおすすめします。

時間を無駄にすることなく学生の内に見る海外はとても貴重で価値観や考え方に刺激を受けやすいと思います。

就職して海外へ行くのであれば、積み上げてきたキャリアや帰国してまた就職しなければならなくなるからです。

このようなイメージでもしやりたいことがあるのであれば適当に決めるのではなく何かしら自分が納得する理由を見つけることが大切です。

ここに書いていることが全てではなく、納得いく理由を探すためのヒントや決断の参考にしてみてください。

大学へ進学する

やりたい事がない人や部活を頑張っている人には最適な進路です。

自分が何をしたいかわからない人はもっと色々な体験をしてみる事がおすすめです。

高校生の内はまだ保護者の許可が必要でまだ十分に視野を広げられていません。

ですが、大学では18歳〜22歳までの人がいて目的を持っている人もいれば目的を探している人もいます。

そこに入って人の意見や新しい体験、授業を受けてみることで自分が求めている事を見つけれる可能性が高くなります。

大卒の資格を保有することで就職にも有利になり、人生をプランニングできる4年間にすることもできます。

やりたい事を見つける事が目的なので必ず見つかると思います。しかし、大学は自由な時間が多いため、サボり過ぎて何も考えないまま過ごすと何も見つからないのでいつも何かに興味を持って行動してみると良い結果に繋がります。

専門学校へ進学する

専門学校はさまざまな分野に特化しており、専門的な知識が身に付く学校です。

自分の得意な事や好きな事を伸ばす事ができるので就職にも強く、好きな事を仕事にする事が可能です。

自動車整備士や美容師、理容師などの専門職になる為には専門学校で知識やスキルを磨き国家資格を必要とする職です。

資格の試験を受ける為には国が定めたルールに従う必要があり、実務経験などを免除してくれる専門学校を選ぶことが人生の近道となります。

ですが、専門学校に入り自分が思ってた内容と違ったと感じ辞めることがあれば他の学校に入ることは難しいので自分は本当に得意なことや好きな事を分析する必要があります。

就職する

高校を卒業して就職をすることは珍しい事ではありません。

したいことが決まっており、入社出来るのであれば素晴らしい決断です。

普通科から就職する人もいますが、多くは専門的な授業を受ける工業科や商業科の人の方が割合的に多くなります。専門的な知識や資格を高校の間で取得しているからです。

就職をしたいという気持ちが強い人は良いですが、やりたい事がわからず進路に悩んでいる人にはあまりおすすめできません。

もし、就職を考えているけど、後から少しでも後悔しそうであれば興味のある大学や専門学校へ行く事をおすすめします。

社会で数年働いて、また学生に戻るにはイメージしているよりギャップがあり、とても勇気や強い意志が必要となるからです。

自己分析してみる

進路については主に3つのパターンがありましたが、そこから先の選択できる分野はたくさんあり、自分の興味ある分野へ進む事ができます。

  • 好きなこと
  • 嫌いなこと
  • 得意なこと
  • 苦手なこと
  • 興味あること

この5つを書き出すことが出来るのであれば、好きなこと、得意なこと、興味があることについて進路を調べると決まりやすくなります。

大学にも専門的に学べる科目や学科ごとに分かれており、専門学校にはない分野も多いです。

偏差値などによって行きたい学校と行ける学校は違い、高校生3年生にもなると自分のレベルを把握しているように自分が興味あることや好きな事を少しでも理解しているのであれば教師や親に相談することも大切です。

こんなことに興味があり、こんな職業に就くにはどうしたら良いか相談するとヒントやアドバイスを貰えると思います。

自己分析と相手から見た他己分析を合わせることでより自分の性格やしたいことを見つけやすくなります。

とりあえず大卒という学歴が欲しい!

やりたい事は分からないけど学歴が欲しいという人もいますが。それも進路の1つです。

就活する際には学歴を見られることも多いのでそのような考えを持つ人も多く、大学は4年間もあり、やりたい事を探す期間としても使用できます。

自分の得意科目や興味のある学部を選択する必要はありますが、4年の間に資格を取得したり自分でビジネスを考えて挑戦出来る時期とも考えられるので大学へ行ってみたいと思うことも進路として教員に相談してみましょう。

国公立や私立によっても変わりますが250万円〜500万円の学費が必要です。

将来、働いて返すから気にしないと思われがちですが、奨学金として借りるのであれば15年〜20年間返済しなければなりません。

大人になってからも奨学金の返済で貯蓄にお金を回すことができないと悩む人もいます。

なんとなくいくのではなく、やりたい事を見つけるという目標でもいいので目標を持って大学へ行きましょう。

大きな費用を払うので失敗して何も得られない学生生活を過ごしては時間の無駄になります。

将来を想像してみる

自分が将来どのような職に就てどのような生活をしたいのか想像し実現に向けて行動する方法もあります。

ライフスタイルであれば、「自分の趣味の時間を確保したい」「夜勤はしたくない」などがあり、金銭面では「安定した収入が欲しい」「成果に合わせた給料が欲しい」などが考えられます。

自分の理想にあった仕事をなんだろうと考え、その職業になる為にはどのような知識が必要か調べて進路にする方法です。

公務員であれば、給料は安定し、夜遅く働く必要はなく休日もあります。

営業職や不動産販売員であれば成果に応じて数%の成果報酬が得られ年収でいうと1,000万円も夢ではない職業です。

したい事がなければ、職種や給与面から考えると想像しやすく良いかもしれません。

自己分析と将来のイメージを照らし合わせる

自己分析を行い、自分が興味を持てる分野と理想とする将来のイメージを照らし合わせる事でも学ぶべき分野をより絞り出すことができます。

自動車に興味があるのであれば開発職、研究職、製造業、整備業などがありそれぞれ必要な知識も違えばライフスタイルも違ってきます。

開発、研究は自分の時間を取ることができ、製造業は夜勤が多く生活バランスを崩す可能性があり、整備業はお客様との距離感が近いので感謝される事が多くやりがいをとても感じます。

興味のある分野でも職種によって仕事内容が全然違うので深くリサーチしていくとなりたい職業が見つかる可能性があります。

見つかれば、興味のある分野が学べる学校を探したり、自分の学力でいけるのか学校の先生と話し合ったりすることで進路を進める事ができます。

焦りを少しでも感じたら相談してみよう

何度も言いますが、進路に悩み過ぎて焦ってしまうと視野が狭くなり、良い結果にならない場合もあります。進路は人生において大きなターニングポイントです。

大人になって「あの時あっちの道を進んでいれば」なんて思わない決断が必要です。

そのためには身近な人や信頼できる友人などに話を聞いてもらったり相談する事が大切です。身近な人とは親や家族、学校の先生などで親身に考えてくれる方が良いでしょう。

自分の事をよく見てくれて理解していると思うので一緒に進路を考えてくれるはずです。

もし、言えないようであれば信頼できる友人と話し合うことで進路で抱えていた不安や焦りが緩和されるかもしれません。

1人で困った場合は周囲の人へ話してアドバイスをもらうこともおすすめです。

進路が決まらない時のアドバイスのまとめ

進路をまず決める前に自己分析が必要です。

好きな事や興味のあることを書き出し、専門的な知識や技術が必要なのか確認する作業を行います。

必要であれば学べる学校を探す必要があり、全国に大学は790校あり専門学校は2,805校あるので地域を限定しなければ志望分野を学べる学校が見つかる可能性も高く進路の方向性を定めることができます。

将来どのような生活を送りたいからなどからも職種をイメージすることができ、1人で抱え込まず多くの人へ相談すると理想の職業を見つけることができるかもしれないので悩むようであれば相談することも大切です。

進路が決まらない高校3年生へ、少しでも参考になったりヒントやアイデアが生まれどのような進路でも応援しています。