「将来の夢が決まらない」「夢がないから進路もどうすれば良いかわからない」
このような悩みがある高校生は大変多いです。
もしそのような悩みがある際は、自己分析をしてみましょう。
自己分析をすることで、これまでの自分について深く知ることができたり、やり遂げたことやその理由について考えることができます。
これまでの経験や学びを今後の進路に活かすことは十分に可能です。
この記事では
・将来の夢を見つける方法
・夢がない人の特徴・原因
について解説しています。
将来の夢が決まらなくて焦っている方、進路を決めかねている方はぜひ参考にしてください。
将来の夢を見つけるには、自分を知ることが大切です。
焦って夢を見つけようとすると、後悔してしまうことは大いにあり得ます。
一度立ち止まって考えてみましょう。
将来の夢を見つける方法として最適なのは、自己分析です。その中でも重要になるのは自分の好きなこと・得意なことをみつけることです。
例えばアニメが好き、読書が好き、動画を作るのが好きなど、人それぞれです。
そこから仕事に繋げていけるものはないか考えていきましょう。
例えば
アニメ好き=漫画家
読書好き=本屋さんで働く、WEBライター、ブログ
動画を作るのが好き=動画編集者、クリエイター
このように、自分の趣味や特技を活かせる職業というものはこの世に数えきれないほど存在します。
また得意なことや成し遂げたことがある経験なども、深堀っていくと将来の夢のヒントになることもあります。
得意なことは、自分に向いていることです。
「得意なことはない…」と思った方は、周りの友人や親、近しい人に「私の得意なことって何かな?」と聞いてみてください。
自分が得意とは感じていなくても、周りから見えている自分は全く別物だと理解しましょう。
また他の人から、よく頼られることも思い返してみましょう。
例えば友人から「面白い小説ある?」「泣ける漫画ない?」などと聞かれる人は友人からすると、あなたが詳しい、得意なジャンルだと感じているから聞いてきます。
周りから頼られることを思い返してみると、夢へのヒントになるでしょう。
今度は逆にやりたくないことは何かを考えてみましょう。
例えば
・外で仕事をするのは嫌だ
そう考えている方は、在宅でできる仕事が夢になります。
・人と喋る仕事は人間関係が大変そうだから嫌だ
そう考えている方は、人と喋らない仕事が夢になります。
この考え方は非常にオススメです。
自ずと答えが見つかります。
好きなことや得意なことを考えていて、行き詰まってしまったら
逆にやりたくないことは何か考えてみましょう。
自己分析をしていく中で、必ずやってほしいのは自身の長所と短所を理解することです。
夢へのヒントが隠されていることはもちろん、進路を決めていく中で会社との面接や進学する際の面接でも、ほとんどの確率で聞かれる質問になります。
自分の長所・短所はしっかり理解しておきましょう。
例えば
長所=細かい作業が好き
短所=コミュニケーション能力が低い
このような人は工業系の仕事が向いていますね。
1人で黙々と仕事をする職業はたくさんあります。
長所と短所を繋げてみて夢を導き出しましょう。
興味があることや挑戦してみたいことは誰しもあるはずです。
現時点でない人は、過去を思い返してみましょう。
またテレビやSNSを見てみるのもオススメです。
今の時代は情報が溢れかえっています。
憧れの人や憧れているものからもヒントが得られますよ。
例えば
プロ野球が大好きだけど、実力がない
そんな方はプロ野球に関係する職業を探してみましょう。
球団職員、スポーツトレーナー、審判、整備士
など他にもたくさんあります。
職業を探すことができたら、その職業になるためにどんなことが必要か考えてみましょう。
資格や英語などさまざまです。
興味があることや挑戦したいことは夢へと直結しやすいですね。
「夢が全く見つからない」
そんな時は色んな人に相談してみましょう。
あなたの周りにも夢がなく悩んでいたが、今では夢を追いかけ叶えることができた人はいるはずです。
人の意見を参考にすることも大事です。
尊敬している人や好きなインフルエンサーも、どのようにして夢を掴んだのか聞いたり調べたりしてみると自分に置き換えて考えられるでしょう。
●産業調査
成長が見込まれる産業を調査する。例えば、テクノロジー、環境、ヘルスケアなど。
産業の現状と将来の予測を確認し、需要の増加が期待される分野を見つける。
●専門分野の分析
選択肢となる専門分野を特定し、その分野が今後どのように変わるかを予測する。
技術革新や社会の変化が専門分野にどのような影響を与えるかを考慮する。
●求人市場の調査
求人情報や就職先のニーズを調査する。特に需要の高い職種や専攻を把握する。
求人の数や雇用率の動向を確認し、需要がどれだけ安定しているかを評価する。
●スキルと需要のマッチング
自分のスキルや興味と、市場の需要とを照らし合わせる。
自分が持つスキルが将来的な需要にどれだけマッチするかを検討する。
●新興技術の探求
新興技術や新しい業界の動向を追跡する。人工知能、データサイエンス、再生可能エネルギーなどの分野が例です。
これらの技術や業界における需要と、自分の興味・スキルを照らし合わせる。
●国際的な視点
グローバルな市場の動向を考慮する。国際的な需要やトレンドを知ることで、広い視野を持つことができる。
グローバルな視点を持って、自分の進路を選ぶ際の選択肢を考える。
夢がない人には特徴があるのか気になりますよね。
自分に当てはまっていないか確認をしてみましょう。
夢がない人は安定を求め、夢を持つことを恐れている人が多いです。
現在、日本は少子高齢化社会の影響で老後の資金問題、労働者の激減などさまざまな問題を抱えています。
日本の時代背景の影響で、若い人たちが夢を持ちづらくなっているはずです。
夢を叶えられる人はごくわずかで、死ぬほど努力をしないと達成できないと考えている方も非常に多いです。
確かに努力をしなくては辿り着けないことばかりです。ただ自分にはできないと最初から現実逃避をしてしまうのは、1度きりの人生なので大変もったいないです。
現実逃避をしない方法は
・小さな成功体験を積み重ねる
本当に小さなことでも良いです。例えば早起きができた。読書を5分できた。
このように小さな成功体験を積み重ねていくことで、自信に繋がり、夢を追いかける原動力が生まれることでしょう。
・ポジティブに生きる
社会に出て活躍している人は全員といっていいほど、ポジティブに物事を考えています。
ネガティブ思考の人と活躍を比べると、雲泥の差です。
ネガティブ思考にならないように意識しましょう。
「そもそも夢を持つ必要はあるのか?」そのような考えを持っている方も一定数存在します。
これまで何不自由なく過ごせてきたので、「夢を持って行動しろ」と言われても心に響きづらいです。
考え方は人それぞれですが、夢を持つことで人生が豊かになることの方が多いです。
夢がない人の原因を知ることで、夢を見つけるヒントを導き出せます。
下記で記載している内容に当てはまる方は、改善に努めましょう。
自分を過小評価している人は、夢がない可能性が高いです。
自分を過小評価していると、夢を持つことが必要と感じにくいからです。
また新しいことにチャレンジしようと思いません。
自分のことを過小評価していると感じたら、次のことを実践してください。
・何かに没頭する
何かに没頭することは大変大切なことです。勉強でもスポーツでも睡眠でも漫画でもなんでも構いません。没頭して頭をクリアにしましょう。何かに集中して没頭することで、やり遂げた時には達成感が生まれます。その達成感が自信や自分の良い評価へと繋がっていきます。
・成功を記録する
成功体験を記録することは、自分の自己肯定感を上げることに繋がります。
小さなことでも良いので体験したことを書いていきましょう。
幼少期から自分で考えず、親の言うとおりに生きてきた人は今の時代に大変多く存在します。もちろん親の言うことは大切なのですが、親の言うとおりにずっと生きていると自分で物事を考えたり、夢を持つ習慣がなくなります。
自分の意見というものは大切にして生きましょう。
社会に出ると、自分の意見を持たない人はどんどん淘汰されていきます。
過去にトラウマを持っている人は夢は叶えづらいものだと感じ、夢を持たなくなってしまいます。苦い経験はもうしたくないという気持ちもあり、新しいことにチャレンジするのに躊躇してしまうことでしょう。
トラウマを治す方法は
・思い出した時メモを取る
苦い思い出がフラッシュバックしてきた時はその時の気持ちをメモにとりましょう。またどんな時に思い出すのかもメモしておくと効果的です。少しずつフラッシュバックの回数を減らしていくことが目的です。
・「トラウマについて考えない」をやめる
どういうことかというと、トラウマについて考えないようにすることが大きな負担になっているからです。1度トラウマと向き合ってみることも大事です。
部活や勉強が忙しく、心に余裕がなくなってしまうのも夢が持てなくなる原因です。新しいことに挑戦すること自体、疲れてしまうので今の現状で精一杯です。
心に余裕を持つ方法としては
・楽しむ
どんな辛いことでもゲーム感覚で楽しみながら進めていくと、心に余裕が生まれうまくいきます。何事も考え方ひとつです。
・深呼吸をする
心に余裕がなくなったら、深呼吸をしてみましょう。脳に酸素が行き渡ることで、リラックスができ思考がクリアになります。慌てているときも、落ち込んでいる時も1度立ち止まって深呼吸をしてみましょう。心に余裕が生まれますよ。
進路や夢を持つことは難しいことだと捉えている人も大変多いです。
夢を持つためには、自己分析が大切です。
その中でも
・自分が好きなこと、得意なことはなにか考える
・やりたくないことは何か考える
・長所・短所を理解する
・興味があることや挑戦してみたいことをやってみる
・色んな人に聞いてみる
考え方や行動は夢を持つためにも大切です。
夢がない人は
・安定を好んでいる
・夢が叶えられるのは一握りだと現実逃避している
・夢は必要がないと考えている
このような考え方の人がほとんどです。
原因としては
・自分を評価していない
・親に言われるがまま
・トラウマがある
・心に余裕がない
これらのことが考えられます。
将来の夢を見つけるには、自分を知ることが大切です。
焦って夢を見つけようとすると、後悔してしまうことは大いにあり得ます。
一度立ち止まって考えてみましょう。